猫ヘルペスウイルスによっておこる病気で、40℃前後の発熱と激しいクシャミ・セキを示し多量の鼻水や目ヤニがでます。他のウイルスや細菌との混合感染を引き起こして死亡することもあり、特に子猫の時にかかりやすく、高い死亡率を示す場合があります。 |
猫ウイルス性鼻気管炎と類似のカゼ様症状を示しますが、進行すると口の中や舌に水泡や潰瘍をつくります。一般的に鼻気管炎よりは軽い症状ですが、混合感染する場合が多く、この場合は重い症状となります。 |
(猫伝染性腸炎) パルボウイルスによる病気で、高熱、嘔吐、下痢などの症状を示し、血液中の白血球の数が著しく少なくなります。脱水症状が続くと猫は衰弱し、特に子猫では非常に死亡率の高い伝染病です。 |
猫白血病ウイルスに感染するとさまざまな病態を示します。リンパ肉腫、白血病などの腫瘍性疾患をはじめ貧血、汎白血球減少など骨盤機能の低下、腎炎あるいは免疫不全のため他の感染症を併発することもあります。これらはいずれも根本的な治療法はなく、死亡する危険性の大きい恐い病気です。感染猫の唾液中には多量のウイルスが含まれていて、猫同士の毛づくろいなどをつうじて口、鼻から伝染します。 |
人と動物が楽しく暮らすためには、飼い主の皆さんのモラルが大切です。